平川地一丁目が最も強く影響を受けたというフォークソングとはどんな音楽だったのでしょうか?平川地一丁目を通して見えてくる70年代を振り返ってみましょう。
平川地一丁目は70年代フォークをルーツにする兄弟ディオ。彼らは現在も新潟県の佐渡島を拠点に音楽活動を続けています。平川地一丁目というデュオ名は、かつて彼らが住んでいた静岡県の地名から由来しるそうです。
2000年、父親の影響でギターを弾き始めた平川地一丁目の兄・龍之介が佐渡島内の年末カウントダウンイベントに参加したいがために、弟・直次郎を誘い2人で練習を始めたのが兄弟デュオ・平川地一丁目結成のきっかけだったと言います。父親が以前、古本屋で働いていたという関係で、自宅に日本のフォーク全盛の歌本やレコードがあり、チューリップ、吉田拓郎、アリス、オフコースといった70年代フォークを代表するアーティストのコピーを始めたそうです。カウントダウンイベント出演をきっかけに様々な所から出演依頼の声が掛かるようになり、数々のお祭りやイベントに出演。そして2001年春頃からはオリジナル曲を作り始めます。2001年秋にソニーミュージックのSDに送ったビデオにより見出されて、同年暮れから翌年春にかけて開催された「Sony Music Audition」にて「DefSTAR RECORDS賞」を獲得するに至ったのです。
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平川地一丁目の音楽を一度でも聴いたことのある人なら、彼らの音楽のルーツが70年代フォークにあることが解かるはずです。若かりし頃、髪を伸ばしフォークギターをかき鳴らしながら青春時代を送っていた方には、とても懐かしい感じのする音楽だと思います。
平川地一丁目の音楽には彼らの父親の影響が強いと言われていますが、少なくとも彼らと同じ平成生まれの世代が聴く音楽とは異なります。どうして平川地一丁目は自分達が生まれる前の音楽に興味を持ったのでしょうか?平川地一丁目が好きなアーティストには石川セリ、五輪真弓、山崎ハコ、井上陽水、下田逸郎、玉置浩二など、70年代に活躍した往年のシンガー・ソング・ライターが顔を揃えています。
平川地一丁目が70年代フォーク明確な理由は解かりませんが、彼らにとって70年代のフォークソングが、ただ単に新鮮に写っただけなのかもしれません。良い音楽は時代を超えるということでしょうか?これからも平川地一丁目が表現する新世代フォークの世界から目が離せませんね!
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平川地一丁目のフォークは全く新しいジャンルのフォークソングと呼べるでしょう。2000年以降には「ゆず」「19」「コブクロ」など70〜80年代のフォークソングの影響を受けている若手アーティスト達がたくさん登場していますが、こうしたアーティスト達の音楽を、ロックとフォークの融合体という意味で、一部では「ネオ・フォーク」と呼ばれるようにもなりました。
しかし、ネオ・フォークはメッセージ性が薄いという理由から昔ながらのフォークファンにはあまり好かれていない傾向があるようです。なかでも音楽界屈指のフォークマニアとして知られるTHE ALFEEの坂崎幸之助さんは「ネオ・フォークはやはり違う。まだまだ60〜70年代のフォークの足元にも及ばない!」といった趣旨のことを自身の著書で語っているほどです。やはり、かつての吉田拓郎さんのような強いメッセージソングこそがフォークソングの真骨頂だと言わんばかりです。
平川地一丁目のフォークソングは、「ネオ・フォーク」と呼ばれるジャンルではありません。まして、70年代に分類されたジャンル(歌謡曲フォークや四畳半フォークなど)にも属していません。つまり、数十年の時を経て、新しいフォークソングの分野を開拓したのが「平川地一丁目」なのかもしれません。これからも平川地一丁目が表現する新しい時代のフォークソングから目が離せないのです!
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